母なる大地で
いよいよワールドカップ開幕ですね。頑張れ、日本!
いつもワールドカップと言えば、単純にゲームに関心を寄せていましたが、
開催国が南アフリカということで、今回は開幕以前からタダならぬ緊張感を感じています。
報道される内容も、犯罪率の多さ・治安の悪さをクローズアップしたものが多いですね。
どうか、大きな事件が起こらず、無事に閉幕できますように(>人<)
南アフリカで起きる犯罪の原因は、どうやら貧富の格差によるものらしいです。
長い歴史と、複雑な事情が背景にありそうですね。
教科書にも載っていた“アパルトヘイト”という言葉が、南アフリカとは切っても切れない関係です。
アパルトヘイト=人種隔離政策ですが、簡単にいうと、
白人は優遇されてその他の人種は差別されるための法律ということ。
生まれてきた瞬間から、肌の色でその後の人生が決まるという、不条理極まりないモノです。
ネルソン・マンデラ元大統領の強靭な精神力と行動力により、1994年にアパルトヘイトはなくなりましたが、
実社会では、未だ貧富の差が解決されていません。貧困が、混乱と犯罪を招いているのです。
法律がなくなっても、実際に今の生活から抜け出すための、お金も仕事もない。
教育が行きとどかず、その子供たちもまた貧困から抜け出せない。まさに、貧困の連鎖です。
教育を受けられないことで、間違った価値観を持ち、偏見や差別から犯罪に至るケースもあるようです。
様々、必要な政策があるでしょうが、やはり教育は大きなキーワードではないでしょうか。
今回のワールドカップが成功し、南アフリカ自体の問題に解決の光がさすこと。
試合とはまた別の関心が、マチコには出てきました。
スポーツを通じて一体となり、南アフリカで暮らす人々の中に、
お互いを思いやる心が芽生えることを願います。
アフリカ大陸と言えば、人類発祥の地ではないですか! すべての人間は、アフリカに繋がっているんです。
すべてはひとつ。きっと分かり合えると、マチコは信じます。