三猿の教え

今日は「日光の日」なんだそうです。

マチコにとって日光といえば、修学旅行のイメージです。

いろは坂、鳴き龍、眠り猫といろいろな見どころがありますね。

その中でもマチコが一番に思いつくのは三猿です。

実は三匹だけじゃなく、もっとたくさんのお猿さんがいるんですよね。修学旅行のときに初めて知ったんですが、

人間が一生のうちに出合う局面を、ひとつの物語のように現わしていました。



もう何年も前の話ですが、友達とバリ島へ旅行した折り、お隣ジャワ島のプランバナン遺跡を訪ねました。

そこにある神殿の外壁に、古代インド叙情詩ラーマヤナの物語がレリーフとして刻まれています。

外壁に沿ってぐるっと歩けば物語をたどれる訳ですが、規模は違えど、何となく日光の三猿を思い出し、

親近感を持って眺めたことを覚えています。

なるほど、先に文字だけで読んでしまうより、ビジュアルで表現されているものを見て、

何を訴えているんだろう?と疑問を持ってから内容を知るのとでは、

印象に残る強さが違うのかもしれません。

世界中どこでも、宗教的な建築物には必ず“教え”というものが表現されていますが、

より人々に分かりやすいよう、すんなり受け入れられるように工夫されているんですねぇ。



三猿は、「子どもは、悪いモノ見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直に育つように」

という教えを現わしているそうです。

修学旅行の日から長い年月が過ぎ、あの頃より確実に、色んなことを見たり聞いたり言ったりしている今のマチコ。

それが大人になるってことさーと思いつつ、三猿の教えを久々に思い出してちょっと反省してみたり(○゚ε゚○)

けっこう素直?(笑)